冷えは万病のもと「その生姜の摂り方では効果なし?!」

冷えは万病のもと 冷え対策には腸もみと○○

昔から「冷えは万病のもと」と言います。

「冷え」が免疫力の低下を引き起こすからです。
体温が1℃低下すると、免疫力が約30%低下
体温が低いことで、体内の免疫細胞の働きが低下してしまうから。

体温を上げるコツ
①腸もみや腹巻などで腸を温める。
腸は体の中でも最も大きな臓器です。
その腸を温めることで、腸の周りの臓器が温められ、その他の臓器も温められます。
臓器そのものが温かくなることで、体温が上がります。
②温かい食べ物、飲み物を摂る。
体の内側から温めていくことです。
温かいお味噌汁やお鍋など。
また、温かい飲み物ですね。
ただ、摂るだけでなく、温め効果をより引き出すものを効果的に。

温め食材「生姜」をより効果的に

冷え対策には「生姜」ですが…

体を温めると言えば「生姜」ですが、
実は間違った摂り方では、あまり効果がありません。
体を温めてくれる生姜のパワーの秘密は、
辛味成分「ジンゲロール」「ショウガオール」にあります。

体を温める成分である「ショウガオール」は
生姜自体に火を通さないと変化しません。

なので、「紅茶にすりおろしの生姜を入れて~」などが
一時期流行りましたが、体を温める効果はなかったのです。

火を通す前の生姜の成分「ジンゲロール」は熱を冷やす効果。
火照った体を冷やしたり、夏バテ解消にピッタリなのです。
だから、夏場の冷やっこやそうめんには「すりおろし生姜」ですよね。

この「ジンゲロール」を加熱することで
「ショウガオール」に変化し、体の芯から温めてくれます。

生姜って何とも不思議な食材です。

生姜のうれしい5つの効果

①基礎代謝をアップさせる
体を温めてくれる作用があり、特にショウガオールには、体の芯から温めることで体全体の血行を良くしてくれる働きがあります。
血行が良くなるとことで体温が上がる効果があります。
体温が1℃上がると基礎代謝は約12%もアップするといわれており、代謝をアップさせるためには体温を上げてあげることが重要になります。
代謝を上げることで、ダイエット効果、エイジングケアにもつながります。

②便秘解消でデトックス効果
食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維が水分を吸収することで便として体の外に排出してくれる作用があります。
食物繊維の働きにより体の中に不要なものが蓄積されないようにすることで、デトックス効果が期待できます。

③胃腸の働きを活性化させる
胃腸の働きを活性化してくれます。
体温が上がり代謝がアップすることで、胃腸もしっかりと働くようになり、
食べた物がきちんと消化吸収されるため、余分なものが体内に蓄積されることを防ぐ効果が期待できます。

④温めで免疫ケア
体全体を温め、血行を良くして代謝をアップする作用があります。
ウイルスは熱に弱いという性質があるため、代謝を上げて、体をしっかりと温めることで、感染症の原因であるウイルスに負けない体を作ります。
辛み成分である「ジンゲロール」には、殺菌作用や抗炎症作用があり、生で生姜を食べることで免疫力アップも期待できます。

⑤冷え性改善
生姜に含まれる体を温める成分の代表的なものとしては、辛み成分である「ジンゲロール」と「ショウガオール」
シンゲロールには体の末端(手足など)を温めてくれる作用があります。
一方で、同じ辛み成分であるショウガオールには体の芯から温めてくれる作用があります。
生姜を加熱したり乾燥したりしたものを摂り入れることで、体全体を温める効果がアップします。

生姜を食べる時の注意点

食べ過ぎには要注意
生姜を過剰摂取すると、消化器官に負担をかけてしまうため、
胸やけや下痢などを引き起こしたり、汗をかきすぎたり、発熱したりするなどの不調を引き起こす可能性があると言われています。
そのため、1日に摂取する目安量としては、生は1日10g位まで、乾燥は3g位までに抑えておくのが良いでしょう。

生姜の温め効果の持続は1回に取り入れる量に関わらず約3時間です。
そのため、1日の目安量を1回で摂り入れるのではなく、数回に分けて摂り入れることで、より効果を長く感じることができるのでおすすめです。

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