フルーツは食前に食べる

食後のデザートのフルーツは危険?!

食後のデザートに「フルーツ」って定番ですよね。
なんとなく当たり前になっているこの習慣が、
実は腸にとっては、良くないことなんです。

胃の中で全てが消化されるわけではない?!

私たちの体の源を作る炭水化物、タンパク質脂質は、口、胃、小腸で消化(分解)されて、
最終的には、小腸の毛細血管の膜に透過できる大きさ=低分子レベルまで分解されることで
食べたものが栄養となって、血管に吸収され、肝臓、心臓を通って、全身の細胞に栄養が届けられます。

胃に入ってしまえば、食べ物全てが消化されると思いがちですが、
実は、そうではないのです。

タンパク質、脂質、炭水化物、それぞれに適した消化酵素が4万種類もあり、
その消化酵素は

酸性の環境のもとでよく働く酵素
弱アルカリ性のもとでよく働く酵素

と、栄養によってもPh値が異なり、消化(分解)の段階でも微妙にPh値が違ってるんです。

さらに、
口の中は「弱アルカリ性」
胃の中は「強酸性」
小腸は6~9mあると言われていそれぞれの部分で微妙にPh値が異なります。

フルーツは熟したものが一番

フルーツは熟していれば熟すほど、自らが作り出した「食物酵素」の働きにより自家消化しています。

要は、食べる前にかなり消化(分解)されています。

フルーツはご存知のように「糖質」が多い食品です。

糖質(炭水化物)を分解する「アミラーゼ」などの消化酵素は、弱アルカリ性の環境でよく働きます。

だから、食べ物を口に入れようとした瞬間に唾液が口の中に広がり、口の中は弱アルカリ性になります。

ちなみに、何も食べていない時は、弱酸性です。
これは、雑菌や腐敗菌が酸性に弱いことから雑菌がら体を守るためなんです。
体のメカリズムってすばらしいですよね!

これと反対に、タンパク質の多い食べ物を分解する「プロテアーゼ」などの消化酵素は
「強酸性」の環境でよく働きます。

だから、お肉を食べても、口の中ではほとんど消化されません。
強酸性の「胃」に入って始めて分解が始まります。

動物性たんぱく質はそのタンパク質の構造はとても複雑なので、胃の中でゆっくりと消化されます。
単独で摂った時でさえ、動物性たんぱく質は胃を通過するのに4~8時間ほどかかります。

消化スピードの違いが鍵

さて、メインのお肉やお魚を食べた後に食後としてフルーツを食べたらどうなるのか!

想像してみてください。
消化途中の動物性たんぱく質の上に、自家消化されていて、
口の中でさらに早く消化され低分子化されたフルーツの糖が、
胃に入っていくと・・・

消化酵素の弱酸性と強酸性という違い
消化のスピードの大きな違い

これらによって、
フルーツの栄養も肉や魚の栄養もその消化が阻害され、血中に吸収される量が少なくなります。
消化に時間のかかる食品の後に、消化のスピードが著しく早いフルーツを食べてしまうと、
そのどちらの栄養の消化吸収が悪くなり細胞が栄養失調になるばかりか、
消化器官に負担をかけ、お腹が張る、胃痛、腹痛、
ひどい場合は、嘔吐へとつながります。

さらに、この状態が続いていくと胃腸の粘膜が炎症を起こし、潰瘍ができたりします。

食べる順番を考えるだけで腸が変わっていく

日々の食事の食べる順番を間違えてしまうと
将来、体調不良や病気を引き起こす原因を作ってしまいます。
便秘、糖尿病、ガンなどの生活習慣病、肥満など

腸が健康で、元気に毎日を送れるかどうかは
あなたの選択次第で未来が決まります!

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